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親父ごはん ~春の薫り~

公開日:2016年4月15日 

年に何回か入るスイッチが久々に入った。

『親父ごはん』作ってみました。

というのも、これらの立派な『春の薫り』のおかげ。

息子のサッカー部の保護者の方から、

「大久保さん、天婦羅揚げますか?」と言われて、いただいたもの。

「それなら久々にやってみようかな?」

すぐに、娘の同級生がアルバイトをしている市場に行って、魚も仕入れてきました。

しかし、天ぷらと一口に言っても、素人にはとても難しい。

突き詰めたら奥は深い。

それでも、揚げたての天ぷらをそのまま家族に提供したので、素人なりにもそこそこ美味しくなるものですね。

ということで、1杯!

結局、3本の”第三の”ビールが作業中に消えましたが(爆)

しかし、この”第三のビール”は、個人的には旨いと思う。

いつも利用させてもらっている市場の大将に、

「これ美味いよ!絶対!!」

少々グロいですけど、その言葉は確かだった。

しかし、世の中には素晴らしい人はたくさんいますね。

先述した娘の同級生のH人は、現在16歳。

中学では散々みんなに迷惑をかけ、やりたい放題の3年間。

どれだけ多くの人たちにつらい思いをさせたことだろう。

今でも忘れない娘の一言があります。

周りの同級生たちは、大人が思っている以上に、大変な思いをしていたんですね。

でも、僕は彼の本当の性格を知っていたので、他人ではありましたが、顔を合わせれば声をかけ続けてきました。

偽りのつり上がった彼の眼を見るたびに、心が痛みました。

そして、単位制の高校に通い、空いた時間はこの市場でアルバイト。

つり上がっていた眼は、信じられないほど、とても穏やかな柔和な表情に変わっていた。

そして、

「大久保さん、これ食べてください。」

彼の独自の判断でくれたおまけの佃煮。

店頭で堂々と渡してくれたものなので、お店の人たちにも認められ、温かく見守られていることがすぐに分かった。

ちなみに、この鯛も大将にすすめられたもの。

美味しかった!

そして大将はこう言いました。

「H人はよく働いてくれているよ。みんなで見ているから大丈夫!」

H人は、本当に素晴らしい人たちに出会い、守られて、本当に良かった。

でも、それはH人本人が自ら引き寄せた結果なんだと思う。

ところで、このエビの頭ですが、作った記憶がございません(爆)

それでも、家族みんなで完食してくれて、良かった良かった♪

最後にUのお母さん、ありがとうございました。

やっぱり、料理はまず食材ですね。ほぼ食材のおかげで美味しくいただくことができました。

ちなみに、この『U』君ですが、公表できませんが、すごい名前なんです。

ヒントは、弟が産まれて喜んだお姉ちゃんが発した第一声だそうです。