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夏休みエクシブ巡礼の旅④(エクシブ軽井沢)

公開日:2014年10月14日 

エクシブ蓼科をあとにした一行は最終候補地のエクシブ軽井沢を目指します。

白樺湖、女神湖と経由し、前回ご紹介した蓼科牧場で一休み。ドライブ中にはタヌキやシカの家族にも遭遇し、結果的にはとっても楽しい珍道中となりました。

しかしながら、この時点ではまだ、エクシブへの宿泊は確定しておらず、普通であれば僕自身も少し焦るべきなのでしょうが、道中での子供たちの表情を見ていたら、もうそんなことはどうでもよくなっていました。

というのも実は、仮にエクシブが取れなかった時のために、最終手段としてエクシブ軽井沢近辺のホテルをキープしていたのでした。

子供たちには、宿泊先がなければ今日は帰ると宣言してはいたものの、まさかここから4時間半かけて日帰りするほど僕も若くはありません。

仮押さえのホテルの方も、とってもいい方で、「大丈夫ですよ。お部屋は十分余裕がありますから、ご心配なく」との回答。

しかし、まだ子供たちの中では、今日の宿泊先がない不安感とスリルで一杯だったことは表情から分かりました。

と、そこに1本の電話。「ついに来た!」

期待と不安、エクシブ軽井沢の空き状況は?

時間帯と言い、タイミングと言い、まさにこれは「大久保さん、部屋とれましたよ」という朗報であるに違いない。着信先は、エクシブ軽井沢のM君だ。

若干緊張気味に電話に出ると、「大久保さん、夕食和食で押えました。時間は後半でいいですよね」

「もちろん!で、どうなった?」と聞いたときの、なんとなく沈みがちの声でほぼ察知できました。状況的にはとても厳しいようで、ほぼ難しいであろうことが告げられましたが、とにかく食事をしているときにお部屋に空きが出るかもしれないことに期待しながら待つことに。

それでももうおそらく空きはでないであろうことは間違いなかったので、僕の中では今日は別のホテルで宿泊することを決め、そのホテルに連絡すると、「宿泊するときは直接来てくれればいいですよ」との優しい返事が返ってきました。

ということで、僕の中ではもう今日はここにしようと決めてはいたのですが、とりあえずエクシブで夕食を取りながら状況次第でということになったのです。

エクシブ軽井沢に到着すると早速和食レストラン『花木鳥』へ通されました。M君がわざわざ個室をとっておいてくれていたのです。さすがにこの日は長距離ドライブに、過密なスケジュールだったため、疲労もピークに達しており、1杯目のビールが悶絶級の旨さであったことは言うまでもありません。(運転は妻にバトンタッチ!)

もちろん、食事も期待以上の美味しさであり、至福の時間を家族と共有できたことに満足しました。

それよりも増して、今日1日を振り返っての話題で子供たちと盛り上がれたこの時間がなによりの幸せな時間でありました。

 

 すると子供たちから「お父さん、今日はもうどこでもいいよ。すっごい楽しかったし、きっとお父さんも疲れているからすぐに寝ちゃうよね。すぐに寝ちゃうならどこでも同じじゃん!」

すでに僕の中では決めていたこととはいえ、子供たちもほぼ状況は理解していたわけで、それを察知して気遣ってくれたことがとても嬉しく思えました。

それにしても、本当に愉しい1日でした。こんな愉しみ方は皆さんに推奨すべきではないのかもしれませんが、やっぱりサプライズや予期しないことって、ワクワクしますよね。

今回の冒険旅行で得たもの「子供たちの成長」

計画通りにスムーズに進めていくことは団体生活や仕事の中では大切なことですが、プライベートの生活の中ではこんな思いもよらないことがたまにはあってもいい、なんて思いませんか。

僕たちの普段の生活の中でも想定外のことや予期しなかったことって思いのほか多いことに気が付きますよね。

でも、そんな中での咄嗟の判断力や対応力ってすごく大事なことだと思っているし、むしろそんな時にその人の本質が出てくるように思っています。

もちろん、今回の出来事は仕事などとは異なる類のものではありますが、どんな状況でも、楽しくするのか、難しく考えてしまうのか、はたまた混乱させて滅茶苦茶にしてしまうのか、案外基本的な部分は同じように思っているのは僕だけかな?

いずれにしても子供たちとの夏休みの最後の思い出が、こんな形で幕を閉じたのも、これはこれで良かったのかもしれません。

 

◇◆◇

翌朝、エクシブ近くの別のホテルにて、朝食の際、子供たちが語った言葉です。

「ここのご飯美味しいね。お父さん、今回はこれで良かったんだよ!」

 

子供たちも少しづつ成長しているようです。