料理コースと価格の改定(後半)【エクシブ山中湖】
→前回の記事「料理コースと価格の改定(前半)【エクシブ山中湖】」はこちらです。
『美食』とは、提供する側といただく側の共同作業
レストランに足を踏み入れた瞬間、「なんて心地よいお出迎えなんだろう」って感じることはないですか?
ここは期待できるな、と感じられるレストランって最初の雰囲気でそれなりに伝わってきますよね。
ここ、エクシブ山中湖のレストランがまさにそうです。スタッフの方々の立ち振る舞いがものすごく自然で、アットホームな雰囲気と相まって、自然とこちらの気持ちも高ぶります。
実は、当たり前のことを当たり前にやることが本当は難しいんですよね。そして、いつも思うのですが、食事の雰囲気とその場の空気は、提供する側といただく側の共同作業なんだと肝に銘じています。
美味しい料理を提供してくれることに感謝し、こころからその食事を愉しむこと。いただく料理を美味しくするのも、その場の空気を彩りあるものにするのも自分次第ですね。
その場に居合わせたお客様も皆、心から愉しんで食事をされていたようにお見受けしたのは気のせいではないと思います。本当に穏やかでゆったりとした時間が流れていました。
ホントに、スタッフ皆さんの自然な笑顔と、卓越したサービスに感動。。。
ディナーはイタリアン『ルッチコーレ』 5,000円(税・サービス料金 別)コース
エクシブ山中湖のレストランは、日本料理、イタリアン、中国料理と様々ですが、今回ディナーはイタリアンを選びました。
実は、エクシブ山中湖ではどのレストランも僕のお気に入りで実際迷いました。日本料理においても、和食とともに天ぷら割烹、鉄板カウンターとありますし、どれも皆個性的で、毎回満足できるレストランですからね。
しかし、今回イタリアンに決めた理由としては、大好きなレストランであるのは間違いないのですが、5,000円(税・サービス料金 別)のローエンドコースの料理を食べてみたかったのです。
それは、ローエンドコースの料理が美味しいレストランならば、その他のコースの満足度も高いのではないか、ということ。さらに、20代の若いご夫婦などにとっては、1万円もするようなコースは贅沢すぎるという方もいらっしゃるためです。(でも、ローエンドとは言え、20代でなくても高額な金額であり、金額だけ見たら決して安くはないですよね)
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さて、肝心の食事の内容はと言うと、前菜・パスタ・魚料理・肉料理に食後のデザート・コーヒーと続く定番のコースでしたが、どのお皿も大満足でした。
彩りも味も全く申し分ありません。もちろん、量的にも十分でした。この日のパンは2種類でしたが、いずれも温かい状態で提供され、お替りも薦めてくださり、相変わらずそのお言葉に甘えてしまうのはいつものことですね(笑)
パンのお替りを薦めてくれるのは本当に有り難い心遣いですが、仮にそういったサービスがなくても、一声かけるだけでいいんですよね。「ここはサービスがなってない!」などとは思わずに、「パンのお替りはいただくことができますか?」と。すると、笑顔で応対してくれますよ。
前菜からデザートまで心から堪能した食事。もちろん、いただいたワインもとても美味しかったなあ。
今回のコースは5,400円(税込・サービス料別)でしたが、全く問題なく愉しむことができました。
価格の改定が一部でされたものの、今回のメニューを見ると、その構成にほとんど変化は見られません。もちろん、あらためて食事に来たいと思いますが、きっとその満足感に揺らぎはないように感じました。
朝食は和食『花木鳥』で。
翌日の朝食は快晴の秋晴れの下、雄大な富士山を望みながらの和食をいただきました。
相変わらず丁寧に調理された品々。ただ一つ残念だったのが、その場で焼いてくれる卵焼きが奥の厨房でのおもてなしになってしまったこと。
お客様のテーブルの周りでデモンストレーションしてくれた演出が好評だったのだが、最近ではなくなってしまったんだね。
どうやら、一度煙が充満してしまった出来事があったらしく、それからなくなってしまったようです。これは個人的にはとても残念なことでした。
ランチは中国料理『翆陽』の麺飯セット
さらにこの日のランチは、中国料理は『翆陽』でいただきました。
ここでも、いつものブレないメニュー『麺飯セット』をいただく。
以前の内容から変わってしまったのは、前菜のバンバンジーが3種の前菜になってしまったこと。品数は増えたものの、個人的にはここのバンバンジーが好きだっただけに、少し残念。
しかし、毎回オーダーする焼きそばに炒飯はやっぱり鉄板です。大好きな杏仁豆腐でしめて、大満足の食事となりました。
さて今回は、料理コースと価格の改定ということで、エクシブ山中湖をレポートしてみました。
感想としては、山中湖しか見ていないので、評価しうる材料はあまりにも足りませんが、改定はやはり”一部の”改定ということになるんだろうと思います。
ちなみに、既存コースの価格改訂を一覧でみてみますと、下記のようになります。
イタリアン「ルッチコーレ」 コース価格(税・サービス料金 別)
- 3,500 → 4,000
- 5,000 → 5,000(そのまま)
- 7,000 → 8,000
- 10,000 → 11,000
- 15,000 → 15,000(そのまま)
中国料理「翆陽」 コース価格(税・サービス料金 別)
- 5,000 → 5,000(そのまま)
- 7,000 → 8,000
- 10,000 → 11,000
- 15,000 → 15,000(そのまま)
日本料理「花木鳥」 コース価格(税・サービス料金 別)
- 6,000 → 6,000(そのまま)
- 8,000 → 9,000
- 10,000 → 12,000
- 15,000 → 15,000(そのまま)
※その他にコースの新設、プレミアム・スモールポーション(量を抑えたコース)が追加されました。
この事から分かるのは、全てのコースが値上がりしている訳ではない、ということ。今回、私がいただいたイタリアンの5,000円(税・サービス料金 別)コースなど、コストパフォーマンスの優れたコースは価格が据え置きになっています。
値上げに関しては、様々な要因と全体的なバランスの中での改定なので、個人的にはそれほど問題はないと思います。
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ALIVEでは、今回の改訂の件も含めまして、あらゆる情報収集とそのご提供に努め、お客様が最大限にご満足くださり、心からエクシブライフを愉しんでいただけるよう、さらに努めてまいります。