『付加価値』と料理のクオリティ 【東京ベイコート倶楽部】
2018年2月。ベイコートシリーズとしては2つ目の「芦屋ベイコート倶楽部」が誕生します。
東京ベイコート倶楽部に続くこのホテル、想像しただけでもワクワクしますよね。
都会の喧騒から一切遮断された別世界での時間は、何にも代えがたい至福の時間です。
重厚感のある雰囲気の造りとスタッフの皆さんの凛とした空気に、いつも感動します。
ここに来ると、ここでしか味わえない、何とも言えない幸せな感覚に浸ることができるのですが、やっぱり気になるのはそのお値段という方、少なくないのではないでしょうか?
エクシブオーナーの方々を含め、やっぱりエクシブを利用することが多くなり、稼働率的にも影響するのは、その金額にもよるところは大いにありますよね。
そこで今回は、東京ベイコート倶楽部で随一の人気を誇る中国料理『眺遊楼』において、2つのメニューを比較することにより、今後のベイコート倶楽部の利用に何か活かされるものがないものかどうかレポートしてみたいと思います。
中国料理『眺遊楼』 今回は2つのコースをセレクト
今回のメニューは、8,500円(税込9,180円)と、少し奮発して15,500円(税込16,740円)の2コース。8,500円と言っても、東京ベイコート倶楽部の中国料理の中では、最も安価なコースになるわけですから、やっぱり少し高額なイメージは拭いきれませんよね。
これが、エクシブにおける中国レストラン発祥のホテルであるエクシブ山中湖と比較すると、明らかになります。エクシブ山中湖の中国レストラン『翆陽』のおけるローエンドコースとなると、5,000円(税込5,400円)ですから、たしかに価格的な抵抗感はあるように思います。
15,500円(税込16,740円)のコース料理
※コース料理の内容は時期によって異なります。コースの順番は写真順とは異なります。
8,500円(税込9,180円)のコース料理
※コース料理の内容は時期によって異なります。コースの順番は写真順とは異なります。
2つのコースの違いは?
それでは、実際食べてみてどうだったのか?
感想としては答えになっているか微妙ですが、価格の比較をすること自体、無意味に感じてしまうほど、2つのコースとも高い満足感を得られます。(もちろん、山中湖の中国料理も大好きなので、このように比較すると東京ベイコート倶楽部に引けをとらない翆陽の料理は、それはそれでクオリティが高いことが実感できます。)
15,500円(税別)のコースに関しては、言わずもがな。食材が高価なものを採用しているのが価格の違いと言ってしまえばそれまでですが、演出の妙が感じられ、その価格の違いと言うのは十分に感じ取ることができました。
一方、8,500円(税別)のコースですが、全体的な印象としても十分満足することができました。実際に料理によってはこちらのほうがいいなと思える料理もありました。
もちろん、食材と言う意味では15,500円(税別)のコースのほうが全体的な高級感はあるのは事実ですので、好みの食材や内容に応じてコースを決める上で、それも一つの選択肢になるでしょう。
ただ、少し高いなあという印象を持たれている方がいらしたら、その価格の違いだけの感動とそのクオリティへの高い満足感が得られるのは間違いありません。
とにかく、見た目の印象と、独創性、そしてもちろんその美味しさはどちらのコースも語る必要はなかったですね。
『付加価値』という最高の隠し味
加えて、スタッフの皆さんの対応はまさに完全会員制の名に恥じない素晴らしいものでした。
ここ東京ベイコート倶楽部では、いつまでも記憶に残る特別な時間が約束されることでしょう。
そして、今回の総括としては、まさに『付加価値』というフレーズがピッタリあてはまる感覚を共有できる空間であるということ。
それは、レストランに入った瞬間から感じられるもので、最後の食事が終わり、「もう終わってしまったのか?まだここにいたいなあ」と思わせてくれる場所であるということ。
『付加価値』
結局のところ、エクシブの醍醐味もこの言葉に集約されるのかもしれませんね。