誰のため?
年度初めの4月から5月までは『~~総会』というものに出ることが多いここ数年。
いつも心がけているのは、
「誰のためにやっているのか!?」
この日は、末娘の通う小学校のPTA総会でした。
PTAの活動の中では、とても大事なイベントです。
この日に向けて、多くの方にご尽力いただきました。
PTAというのは、女性のパワーで成り立っていると言っても言い過ぎではありません。
自分が言うのもなんですが、うちの小学校のお母さんたちはスゴイ!
的確で、無駄がなく、全体を見る力に優れ、何より優しい。
お母さんたちの雰囲気がいいのは学校の風通しも良いからだろう。
この日も、約500世帯のご家族の中で、290名ほどの方々が、PTA総会に参加してくれました。
そして夜は先生方との懇親会。
お酒も入り、先生たちの意外な一面が見れるこの懇親会は面白い。
同時に、先生方の子供たちへの愛情も感じる。
校長先生、教頭先生と、語らう。
校長先生の言葉や雰囲気には何とも言えない包容力があって、安心できる。
子どもにとって最も安心できる場所。
それは、やっぱり自分の家族だね。
翌日は、静岡市の小・中学校の総会に参加。
3回目になるのですが、心に響かない。
「ここは誰のための組織なのかな?」
貴重な休日を潰してまで来ているお父さんたちの陰には、お父さんとの時間を取られてしまった子供たちがいるのに‥。
この総会は、大人の、大人による、大人のための総会だな。
自分もその大人の一人なのかな?
昨日、とある出版社の企画で、大人の読書感想文を投稿しました。
リレーエッセイで、今まで書かれている方は錚々たるメンバー。どなたも自己啓発だったり、難しそうな経済学に関するものだったりするので、自分も何を書こうか困りました。
選んだ本は、
「はなちゃんのみそ汁」
5歳で33歳の母親をガンにより 失った女の子と家族のあり方を教えてくれる心温まる本です。
その中で印象に残る1文がコレ。
毎朝6時に起きてみそ汁を作るはなちゃんに、取材に訪れたテレビ局の方が、
「はなちゃんは、どうして、おみそ汁を作っているの?」と聞くと、
はなちゃんは、こう答えました。
「お母さんとお父さんが笑ってくれるから」