つらい別れ
昨日お別れをしてきました。
涙が止まりません。
なぜだろう?
別れの時が迫ってくるたびに、今までの出来事が思い返されます。
そんなことを考えていると、また涙が溢れてくる。
最後は末娘が傍らに居てくれました。
「今までありがとう」
彼女も泣いていました。
5年間で145,000キロ。
いつも僕と居た相棒。
彼のことは何でも知っているつもりでしたが、もう限界だったね。
そうです、昨日5年間連れ添った愛車とお別れをしました。
「車かよ~!?」とおっしゃる方もいるかもしれませんが、本当につらい別れでした。
やっぱり車への愛着ってありますよね?
5年間で故障は1度もありませんでした。
本当に優秀な相棒です。
1年間で約3万キロを走破してきた 体はもう限界でしたが、最後までよく走ってくれました。
ここにも毎年来たなあ。
往復で1,000キロ以上はありましたが、楽しい旅行にも付き合ってくれました。
南紀白浜、鳥羽、鳴門、淡路島、有馬温泉など、家族との思い出の場面にはいつも彼が居たことを考えると、もう家族ですね。
思い出のすべてがあの車の中に詰まっているようで、本当につらいです。
今回出会った方が、こう言っていました。
「大久保さん、ご両親ご健在ですか?」
「おかげさまで2人とも元気です」
「大久保さん、失恋したことありますか?」
「あるよ」
「僕は母親を亡くした時、失恋の時の辛さの100倍辛いと感じました。」
もっと親孝行しておけばって思いましたが、遅かったと言っていました。
そうなんですよね。
いなくなるとその人の存在の大きさに気づく。
最後の彼との時間は白川郷から富山への旅でした。
やっぱり往復1,000キロ。
すでに富山に行く前には、車の乗り換えは検討していましたが、この時も全く車の状態は悪くなかったんですよね。
それでも、この時は限界だったのかもしれません。
今まで本当にありがとう。
たくさんの思い出とともに僕の胸に留めておこう。
そして、昨日引き渡した時に、買取の担当者が、
「この子(車)、まだ全然走れますよ!すぐに売れますからお任せください。」
いい方に出会えればいいな。
写真は家族でよく行ったエクシブ鳴門の風景でした。
ここの思い出が最も強かったので、あえて鳴門の写真にしました。
それと、これから迎える夏のシーズン。
きっとエクシブ鳴門はたくさんの歓声で包まれることでしょう。
そして、くれぐれも行き帰りは安全運転でお願いします。