もうため息はいらない ~神宮からセンバツ甲子園へ~
ずっと温めてきた話題があったので、一気に解放します。
そこで、あらかじめお断りを。
「あのときこんなことがあったなあ」と、ほぼ日記の感覚で綴っているこのブログですが、今回は特に自己満足のレベルが高いのでご了承ください。
母校の静岡高校が来春のセンバツ甲子園をほぼ確実なものにしました。
ということで、ほぼ同じような画が何枚か続きますが、その戦歴の模様を記しておきます。
静岡県大会三位決定戦、東海大翔洋高校戦!
この試合でまず東海大会進出が決まりました。
そして、この試合から、もしかしたら後々語り継がれるかもしれない『三人楽団(勝手に命名)』が誕生しました。
夏の甲子園予選などは、現役高校生のブラスバンドによる応援が恒例ですが、この秋の大会は基本的には現役生徒による応援とかはないんですよね。
でも、他の高校野球部などは、現役部員による太鼓を使った応援や、大勢の部員による掛け声による迫力の後押しがあったりします。
(東海大会初戦 愛知県2位の桜丘高校に勝利)
しかし、部員が20人ちょっとの野球部員の静岡高校は、数人の控え部員がスタンドで静かに見守っているだけでした。
応援が盛大であれば勝てるというものではないけれど、やっぱり目に見えない力ってきっとあると思う。選手たちもそんな後押しで実力以上の力が発揮できるのであれば、卒業生として何かできることはきっとあるよね。
そして誕生したのが、『3人楽団』でした。
写真は、ちらっと見えるピンクのシャツがTちゃん、さらにチェックのシャツは、この日急遽参戦した同期で高校教師でもあるk君、実はその間に居るのが唯一の女性Hさん、そしてトロンボーンはSちゃん、さらに、手前は同じく同級生の公認会計士kちゃん(僕と同じで楽器は吹けません。手拍子による応援部隊)。
この画は正式な3人楽団ではありませんが、何と言っても、最大の功労者はTちゃん。
まずは、間違いなくTちゃんの存在なくして今回の成果はあり得ませんでした。
だって、以前からずっと、たった1人でチューバでの応援歌を吹いていたのだから。
そして、そこに参戦したのが、友人でもあり弊社の顧問税理士でもあるトロンボーンのSちゃんでした。
言うまでもなく、今回の盛り上がりはSちゃんなくしては語ることができません。
(東海大会2回戦 三重県1位の三重海星高校に勝利。センバツ甲子園まであと1勝とする)
さらに、男性に隠れて見えませんが、唯一の女性である後輩のHさん。
彼女の存在は特に大きく、ただでさえむさ苦しい親父の集団に華やかな風を与えてくれ、さらに爽やかな演奏が特に印象的で、3人楽団には絶対必要不可欠な存在でした。
おそらく、野球の父母会との距離を近づけてくれたのは彼女のおかげですね。
というのも、今までも毎試合、お子様への愛情いっぱいの応援をしていた選手の保護者の皆さん。
比較的、遠くのほうから少し遠慮がちに主に拍手のみの応援をされていました。
部員による盛大な応援があれば一緒に応援できたと思いますが、良くも悪くも静まり返った静岡高校のスタンドでは、拍手による応援が精一杯の応援でした。
でも、今回の3人楽団のおかげか、その保護者の皆さんが僕たちのすぐ後ろに移動してきてくれて、一緒に声を張り上げ、応援をしてくれるようになりました。
そして、
「応援ありがとうございます」と、3人楽団にお茶の差し入れをいただきました(楽器の演奏をしない付き添いの僕とkちゃんにもいただき恐縮です)。
ただ、このときが、僕たちの確信の瞬間でもあり、それからの手ごたえを感じたときだったのかもしれません。
そして運命の日。三重県3位の東海地区を代表する強豪校である三重高校との準決勝での対戦。
見事、8回コールド勝ちして、ほぼセンバツ甲子園への切符を掴み取ることになりました。
3人楽団と2人で始まった小さな小さな応援の風が次第に大きくなるにしたがって、静岡高校野球部の勢いも徐々に増していったように感じたのは確かだと思います。
三重高校に勝利した時のスタンドには、たくさんの現役の生徒、やっぱり迫力が違う現役の吹奏楽部、その他多くの野球部を応援される方々、もちろん野球部の保護者の皆さんで、このような状態でしたから。
もちろん、この成果は野球部員全員の努力の賜物であることは間違いありません。
しかし、野球部を愛してやまない多くの人たちが1つになったこの瞬間、みんなの力が結集するとこんな大きな力になるんだということを実感しました。
決勝戦も愛知県3位の至学館高校に5-1で勝利し、東海大会優勝を果たしたのです。
ところで、なかなか知られてはいませんが、センバツ甲子園への試金石となるこの秋の各地区大会の優勝校が集う大会があります。
それが秋の明治神宮大会です。『秋の甲子園』と言う噂も。
その試合が、11月12日の午前8時半開始で、すでに対戦校は決まっており東京大会の優勝校となっています。
あの怪物清宮君要する早実か、日大三高か!?
もちろん、応援に行く予定ですが、早実が来たら大変なことになるだろうなあ。
しかし、その日は冒頭の画にもあるように、静岡高校全体の同窓会の日。
すべての代の卒業生何百人が押しかけるそれはそれは壮大で格式高いイベントなのですが、僕たち105期生は今回副幹事にあたっているのです。
そのため、準備とサポート部隊にまわるため、静岡駅前の会場に午後1時半に集合。
午前8時半試合開始(神宮球場)~午前11時頃試合終了予定~午後12時3分発ひかり~午後1時すぎ静岡着~午後1時半から会場準備。
はたしてどうなることか!?
上の写真は僕たちの夜の聖地(串カツ松葉)で大先輩たちと。
みんな母校の野球部への愛がハンパではありません。
それにしても、偉業を達成した静高野球部の現役部員には感謝しかないですね。
彼らのおかげでこんなに刺激と感動を感じさせてもらえているのだから。
さらに、多くの人たちとの一体感が生まれ、新たな歴史が生まれるスタートにもなったかもしれません。
静高野球部ありがとう!
そして、神宮大会出場とセンバツ甲子園当確おめでとうございます。
ところで、タイトルの『もうため息はいらない』ですが、今まで球場全体に響くため息が気になっていました。
それが今回の3人楽団のおかげか、あまり聞こえなくなっていたのは僕だけだろうか?
それが影響したかどうかは分らないけれど、少なくともため息が好影響をもたらすことはないだろうと思う。
もちろん、昨日の夜はみんなで祝勝会でした。これも現役野球部員のおかげですね♪
お世話になったシェフと一旦お別れの晩餐の一皿。美味しかった。また会いましょう!