心を鎮める ~久能山東照宮~
徳川家康公の御遺骸が埋葬されている久能山東照宮へ赴いてみました(日光東照宮含めて諸説あり)。
本堂は、この山頂にあります。
新型コロナウィルスによる影響で、全世界が動揺しています。
私たちも、毎日落ち着かない日々を送っていますが、ここは落ち着いて、冷静に向き合うしかありません。
1159段の石段を駆け上がります。
自らの気持ちを落ち着かすように登っていきますが、体は悲鳴を上げていました。
波乱の生涯を全うした家康公は、どんな振る舞いで数々の難局を乗り切ったのだろう。
1段1段踏みしめながら、自分の在り方に投影させてみる。
駿河湾と久能の石垣イチゴの姿を見ながら、しばし休憩。
『一の門』
このお守りにも心を鎮めるように一礼。
詳細は失念しましたが、特別な意味があるそうです。
おなじみ葵の御紋。
ちなみに、この葵は”フタバアオイ”がモデルになっているらしい。
見た目も地味で、お世辞にもきれいな花とは言えないものを家紋にしているのは徳川家の特徴とのこと。
ようやく山頂に到着しました。
静まり返る廻りの空気が心地いいです。
様々なことに思いを馳せながら、心を鎮めます。
私たちの暮らしが、少しでも早く穏やかな日常に戻るように。
卒業式ができない子供たち。大好きな友だちに会えなくても、現実を受け入れ、健気に笑っている子供たちから私たち大人が勇気をもらっています。
今日が終われば、また明日が来る。
今できることはなんだろうか!?
家康公がここに祀られています。
心を鎮め、また明日を迎えよう。
安心して暮らせる日が1日でも早くくるように。
静まり返った静寂の中で、泰然自若とした存在感が際立っていました。
きっと明るい未来はやってきます。
それまでは、落ち着いて、冷静に、地に足をつけて。
1159段。
『いち(1)いち(1)ご(5)苦(9)ろうさん』
私たちの生活の中に、またキラキラした子供たちの笑顔が戻りますように。
ちなみに、このとき誰よりも早く、私のひざが笑っていました(爆)