日本丸・海王丸 清水港に同時入港!
練習帆船『日本丸』とその姉妹船である『海王丸』が清水港に同時入港するとのことで、清水っ子としては、もちろん行きましたよ~!
将来は立派な航海士になるために、若い青年たち(女性もいました)が、教育・訓練するための練習帆船。
そして、その『日本丸』と『海王丸』が同時入港することは滅多にないことらしく、見ておかなくては!
ちなみに、この日は遼君がプレーオフで奮闘していた日で、少し迷いましたが、「やっぱり今日は日本丸を見なくては!」
でも、そんな迷いを与えてしまう18歳もスゴイねっ!(普通、迷わないか!)
では、帆船で航海する船員などいない現代で、なぜ帆船を使って実習をする必要があるのでしょうか?
それは、将来、貴重な人命や大事な荷物などを任される商船の船長や航海士になるにあたって、風向きや海況を的確に判断する能力を身につけるためには、帆船の実習が大変効果があるとのこと。
そして、もう一つ、船員全員でロープを引いたり、舵取りをしたり、高いマストに登って帆を畳んだりすることで、協調性や団結力が高められる。これが、大きな目的だということです。
確かにこの状況…、
自分勝手なことをしていたら、とんでもないことになってしまいます!
やっぱり…、
「自分さえ良ければ…、」
ではダメですよね。
あらためて見ると、
ホントに命がけの訓練であることが分かります。
それにしても、この日は、天気も快晴で、『日本丸』と『海王丸』を迎えるには本当に最高のコンディションでした!
この日は船内の観覧もでき、実習生も所々で説明をしてくれました。
元気よく、ハキハキと!
とっても気持ちがイイ!!
そして、色々と質問した中で、
「みんなは、何人で寝てるの?」と聞いてみると、
「大体、6、7人で1部屋です」
「じゃあ、船長さんは?」
「それは、とても広いですよ!羨ましいです!」
「じゃあ、いつかはそんな部屋で寝れるように頑張ってね」と激励すると
「はい~」と少し自信なさげな表情。
将来の不安を感じつつの状況なのか、僕にもなんとなく彼の気持ちが分かるような気がした。
(手前が『日本丸』、奥に見えるのが姉妹船の『海王丸』)
でも、そんな団体生活や厳しい上下関係などを体験したことがきっといつか役に立つときが来ると思います。
僕もまだまだ未熟な点が多いけど、ラグビーの苦しい練習や厳しい団体生活から学んだことがたくさんあります。
そして、それが今の僕の心の支えになっているし、何よりもその時の友人というのは本当にかげがえのないものです!それだけは自信をもって言える。
仕事のうえでも、色々と協力し合いながら、助けたり、助けられたり…。
だから…、
実習生の彼らも将来は有能な航海士にきっとなれるように頑張ってください。
そして、こうやって船のことを考えると、大航海時代のコロンブスやヴァスコ・ダ・ガマやマゼランたちの偉業って凄いなあと改めて思います。
逆に僕はというと…、
今はちっぽけですが、いつかは…。
少しずつ成長していきます。