プレッシャー
先日、高校時代の野球部の同級生たちと食事をしました。
みんないい歳になったけど、全然変わってない!(体形以外は…、ねっ)
それぞれ結婚して、子供が出来て、仕事して、頑張ってる。
そして、話題にあがったのは、”あの夏の日”のこと。
僕たちが高校2年のとき、母校は夏の甲子園に出場しました。したがって、一緒に飲んだのは甲子園の土を踏んだ者たち。
当時のレギュラー9人の中で、3年生3人を除き6人が1・2年生で、さらにもう一人エース級のピッチャーもいたから、実質7人が甲子園のレギュラーだったのです。
だから、もちろん僕たちが高校3年になったときも、夏の甲子園県予選は”大本命”!!
なぜなら、エースは、後のプロ野球パ・リーグで5度のセーブ王に輝いたA。キャプテンは社会人で活躍し、日本代表の主将も努めたA野。さらにもう一人、オリンピック日本代表の主将を努めたK山。
こんな実力者が同期に揃っていたのですから、もちろん実力は県下№1!
しかし…、結果は初戦敗退だった。
誰もが現実を受け止められず、呆然とした…、に違いない。
僕たち3年生は夏期講習のため学校にいたし、まさか負けるとは誰も想像していなかったのでほとんど応援はいなかったのではないか。
そして、彼らが口にしていたのは、
「甲子園に行けると思ったし、当然行かなければ!」という気持ちがどこかにあった、と。
これが、見えないプレッシャーだったのかも?
でも、僕は思います。
そんな経験したくても絶対に出来ないし、それまでの経験は決して消えるものではない。だから、そこで3年間苦しい練習に耐えた彼らを心から尊敬します。
そして、「そんなこともあったな」と笑って話せる彼らを見ていて、強いなと感じました。
これからもお互い刺激しあってがんばりましょう!
ちなみに、僕たち人間は「がんばれ~!」と応援されるより、「調子いいよ~!」とか「いけるよ~」とか「カッコイイよ~!」と声援されるほうが力が出るそうです。でも、「カッコイイよ~」ってちょっと微妙。
そして、最後に思ったこと。
そのプレッシャーに勝って、金メダルを獲ったキム・ヨナ選手は本当にスゴイ!