継承
東日本大震災。詳細が見えてくるにつれ、切ない気持ちがさらに胸を突き刺します。
今後の課題は山積していますが、何もできない自分がいたり…。
しかし、前を向いてやれることをやっていくしかないのでしょう。
静岡で地震があっただけで心配してくれる人。東北の被害に比べたら全く問題ないのに…。本当にありがたい。
今回、この震災を経て、あらためて日本人の心の温かさを感じています。
豊かになって、便利になった世の中。日本人が本来持っていた忘れかけていたやさしさを、被害にあった方々が身をもって気付かせてくれたのかもしれません。
残された僕達がその気持ちを引き継いでいかないと。
そして今日…、
震災に遭われた地域では開催できないでいる卒業式が、地域の小学校で行われました。
我が家の子ども達は上の長女が小学5年なので実際は来年なのですが、今回はPTAとして参加させていただきました。
とても心温まる感動的な卒業式でした。
『やさしさ=たのもしさ』
小学3年時に病気で亡くなった同級生と一緒に卒業。
さらに卒業生から5年生に思いを託し、その気持ちを5年生が受け取り、継承していく前向きな姿勢。
今回の卒業式では、東日本大震災の状況とリンクする部分が多く、特別な感情が沸いてきました。
僕達残された者は、今回の経験と思いを継承していかなくてはいけないし、それが今後の教訓にもなっていくのでしょう。
最後に、
震災から3日ほど経過してから無事に発見されたおじいちゃん。
そのおじいちゃんが発した第1声は、
本当に穏やかな笑顔で…、
「再建しましょう!!」