デジタルデバイド
高齢化社会、少子化。
日本の現在の合計特殊出生率(1人の女性が一生の間に産むと予想される子供の数の平均値)は、1.39。この合計特殊出生率は、2.08以下になると人口は減少するといわれています。
このまま行くと、2060年には、日本の人口の40%が65歳以上になるそうです。そのときの人口は、推計で8674万人。
私達の生活はこれからどうなっていくのでしょう?心配ですね。
とはいっても、自分達にできることは、自分達でしていかないと!
先日も、こんなことがありました。
昨年、古希(70歳)をむかえた私の母親。
最近、耳鳴りに悩まされていて、徐々に聞こえも悪くなってきた。
そこで、比較的大きな総合病院で検診。
診断結果は、「原因はよくわかりませんが、老化現象です。」とのこと。
それでも、やはり毎日の苦痛に耐えられずドクターに相談すると、別の病院を紹介していただく。
そして、そこでのドクターの回答は、
「我慢してください。僕の母親がなってもそう言います。1か月分の薬を出します。」との診断結果。
僕も心配はしていたが、「医者がそういうなら仕方ないね。」
しかしある日、ネットで調べてみると、様々な治療法があるらしいことを知りました。
そして、高校の同級生の耳鼻科のJちゃんに相談。
母親をつれて一緒にJちゃんのクリニックに行ってみると、
「赤外線の治療で様子を見てみよう。そして、今飲んでいる薬は効果がないならやめてみよう。」との診断結果。
さらに、耳鳴りは聞こえが悪いからするのが原因で、聞こえが良くなれば耳鳴りはなくなると思う、とのこと。
実際、補聴器を試しにつけてみると、耳鳴りは少し弱まったらしい。
母親にとっては目からウロコのような話で、帰りの車の中ではスッキリとした顔に見えたのは気のせいではないと思う。
やっぱり人間は希望が見えてくると、前向きになれるんですね。
「デジタルデバイド」
情報化社会が進むと、良い面もあれば悪い面もありますが、情報機器を使いこなせるかどうかで情報収集能力に決定的な差もつくようになってしまった。
今回も結果はどうなるか分かりませんが、病気になった本人が、納得して病気と立ち向かうのか、そうでないのかは大きいと思います。
その意味では、母親ができないことは、僕達がフォローしないといけませんね。
おそらく僕の母親の症状は、もっと大変な人たちに比べたら深刻ではないはずです。
高齢化社会が進むにつれて、これからも様々な問題が出てくるとは思いますが、少なくとも自分の親に関しては、息子である僕がサポートしないとね。
僕も子供たちと日々の暮らしをしていく中で、僕の両親も当時はこんな気持ちで僕達を育てくれたんだなあ、と少しずつ分かるようになってきました。
だから、これからは自分の両親にももっと感謝の気持ちを表さないといけないなと、
最近本当にそう思います。アリガトウの気持ち。折角近くに住んでいるので。
いつまでも元気で、明るくいてほしい。幸いにも今のところ病気とは無縁の父親も、もう(まだ?)72歳ですからね。
今回、母親と2人で病院に行きながら、いろんなことが頭に浮かびましたので、今回のブログはこんな感じになってしまいました。
家族の絆。
ところで、今回の映像は地域で行われた『どんど焼き』の模様。
デジタルデバイドで情報収集能力の差は生まれてきますが、こうした昔からの古きよき伝統行事も継承していかなくてはいけませんね。
地域の絆もやっぱり大事!
子供たちの楽しそうな笑顔が印象的でした♪