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菅平の思い出

公開日:2013年8月30日 

今年の夏は菅平で〆。

途中、八ヶ岳の景色をパシャリ!

菅平に行ったときには必ず立ち寄るココ。

大好きな田園風景だ。

相変わらず、ナビなしでは行けません。

もう何度も来ているのに‥。

地元の人しか知らない隠れ家。

トマト栽培のおじちゃんも相変わらず元気だった。

売り物にならないトマトを分けていただく。

最高に美味しいトマト。この日もここで寝泊まりさせていただくはずだったが‥。

朝3時半に起きて、夜空を見上げる。

満天の星空。

無数の星がこぼれ落ちてきそうだ。

子供たちにとっては貴重な思い出になったはず。

そして、朝早くからレタスの収穫に励む農家の人たち。

こうした人たちのおかげで新鮮な野菜が食べられることに感謝。

朝5時半から練習が始まっていた。

先頭を走るリーダー。足を引きずりながら最後尾をついて行くプレーヤー。

ここに来ると原点に帰ることができる。

そしてここは、僕のラグビーの原点。

高校時代の合宿所。

足が痛くて、階段を張って上がっていったっけ。

ここに来ると当時のことがフラッシュバックしてくるから不思議。

この映像、高校の同級生は懐かしいことだろう。

ここで夜遅くまで先輩のジャージーを洗ったなあ。

遅くなりすぎて怒られた、先輩が。

自分のことは自分でやれと!

当時はこんなにきれいな芝生ではなく、ゴツゴツした赤土のグラウンド。

擦り傷が絶えないのは当たり前で、ケガとはみなされなかった。

お風呂に入る時のあの言いようのない痛み。

しかし、それもすべていい思い出です。

ボロ負けして歩いて帰ってきたトウモロコシ畑。

このあと、地獄のランパス。

数えきれないくらい走った記憶も鮮明に憶えています。

中には泣きながら走っている部員も。

しかし時代は変わったけど、あの光景を見て体罰だとかいう人は当時はいなかったはず。

実際、たまたま僕にも内緒で応援に駆け付けていた僕の両親は、その光景を見て何も言わず帰って行ったそうだ。(あとから聞かされた)

 白樺がきれいです。

この木陰でしばらく休んでいると、ここが最高の避暑地であると認識できる。

しかし、夏合宿で来ているラグビープレーヤーにとっては、『地獄の菅平』。

ラグビーの基本は、やっぱり『タックル』。

激しいタックルがダミーに次々と突き刺さります。

ところで、先述したこの日1泊するはずだったあの東屋がある公園。

この日はここでキャンプをはるはずでした。

そして、真っ暗になった山道を進んでいくと‥。

「熊出没注意」の看板。

トマトのおじさんにあらかじめここでは出没しないことを聞いていたので、僕は安心していたのですが、次の瞬間、あり得ない光景に遭遇します。

車前方に、茶色の体毛の、巨大な動物がこちらを見ています。

 

「出たっ!」

 

子供たちはもう怖がっています。

恐る恐る車で近づいてみると、

 

なんと、

 

大きな大きな牛が、道路の真ん中を悠々と歩いているではありませんか。

それも真っ暗になった中を。

そして、車の脇を横切っていきました。

 

次の瞬間、娘が、

「怖いからここはイヤ」

 

 夏休みの最後の思い出となった菅平の牛騒動は、きっと我が家の語り草になっていくことでしょう。