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誰のため?

公開日:2014年5月14日 

年度初めの4月から5月までは『~~総会』というものに出ることが多いここ数年。

いつも心がけているのは、

「誰のためにやっているのか!?」

この日は、末娘の通う小学校のPTA総会でした。

PTAの活動の中では、とても大事なイベントです。

 

この日に向けて、多くの方にご尽力いただきました。

PTAというのは、女性のパワーで成り立っていると言っても言い過ぎではありません。

自分が言うのもなんですが、うちの小学校のお母さんたちはスゴイ!

的確で、無駄がなく、全体を見る力に優れ、何より優しい。

お母さんたちの雰囲気がいいのは学校の風通しも良いからだろう。

この日も、約500世帯のご家族の中で、290名ほどの方々が、PTA総会に参加してくれました。

そして夜は先生方との懇親会。

お酒も入り、先生たちの意外な一面が見れるこの懇親会は面白い。

同時に、先生方の子供たちへの愛情も感じる。

校長先生、教頭先生と、語らう。

校長先生の言葉や雰囲気には何とも言えない包容力があって、安心できる。

 

子どもにとって最も安心できる場所。

それは、やっぱり自分の家族だね。

翌日は、静岡市の小・中学校の総会に参加。

3回目になるのですが、心に響かない。

「ここは誰のための組織なのかな?」

貴重な休日を潰してまで来ているお父さんたちの陰には、お父さんとの時間を取られてしまった子供たちがいるのに‥。

この総会は、大人の、大人による、大人のための総会だな。

自分もその大人の一人なのかな?

昨日、とある出版社の企画で、大人の読書感想文を投稿しました。

リレーエッセイで、今まで書かれている方は錚々たるメンバー。どなたも自己啓発だったり、難しそうな経済学に関するものだったりするので、自分も何を書こうか困りました。

選んだ本は、

「はなちゃんのみそ汁」

5歳で33歳の母親をガンにより 失った女の子と家族のあり方を教えてくれる心温まる本です。

その中で印象に残る1文がコレ。

毎朝6時に起きてみそ汁を作るはなちゃんに、取材に訪れたテレビ局の方が、

「はなちゃんは、どうして、おみそ汁を作っているの?」と聞くと、

はなちゃんは、こう答えました。

「お母さんとお父さんが笑ってくれるから」