まさに『ありのまま‥』
友人の望月さんが指揮者として主催する『テイクズ』のコンサートに妻と行ってきました。
テイクズは静岡の吹奏楽団ですが、友人の望月さんはディズニーシーでも活躍されるスゴイ方。
今回は静岡市の幼稚園連合会主催のコンサートに特別に入れていただきました。
幼稚園連合会ですから、もちろんゲストは子供たちとそのご家族。
当たり前のことですが、開演前はそれなりに賑やかで(笑)
しかし、演奏が始まると、場内が静まります。
子供たちは、その状況をそれなりに判断して対応していました。
そして、童謡が流れれば、演奏に合わせて歌っています。
子供たちの健気な姿と歌い声を聞くと、大人(僕も含めて)の行動の浅はかさを感じる。
計算した振る舞い、損得勘定、打算、カネ、上っ面の付き合い、信号無視、人の話を聞かない、女性蔑視、欲情、クスリ、カラ出張、税金の無駄遣い、離婚、犯罪。
大人になるにしたがい、本来持っていた良さが失われ、さらに大人になりきれない大人のおかげで、子供たちが路頭に迷っています。
アナ雪が流れると自然に 歌いだし、AKBが流れると自然に踊りだす。
子供たちの才能の芽を摘んでしまっているのは僕たち大人だなと再確認した。
子供たちにはありのままに接し、安心して生きていける環境を整える。
ありのままに振る舞うことの素晴らしさを目の前で見ることができました。
イジメに関して各分野の有識者が集まり話合いをしたそうだ。
結果は‥‥、
”今後”、”将来的に”検討していくそうだ。結論はいつ出るのかな?
決められない、決断できない、勇気と覚悟のない大人に一体何ができるのだろう?
コンサートが終わり、楽屋で指揮者の望月さんと歓談。
「子供たちの反応がすごくイイ」と。
「演者はみんな子供たちの反応を感じたくて演奏しているんだよね」
あの会場の温かい雰囲気を味わった子たちはイジメはしないね、きっと。
音楽の力って本当にスゴイ。
コンサートが終わり、妻と2人でいつもの店でお酒を飲みながら。
すると、そこにこんなものが。
ご存じジブリのキャラクター。
思ったのは、「親」という字。
木の上に立って見る、のは当たり前。
そして、すぐには下りてこないということ。
見守られている安心感と信頼感。
このコンサートで色々なものが新たに見えました。
そんな場を提供してくれた望月さんに感謝です。
そして気づかせてくれた子供たちにありがとう。
妻と美味しいワインを飲みながら、話題は子供の話ばかりでした。