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表現の仕方

公開日:2014年10月6日 

午前10時現在、そろそろ静岡を抜けそうな感じ。

ここまで冠水したのは久々のことです。

朝、心配になり家の周りを歩いてみる。

ほぼ全域にわたり冠水し、場所によっては危険な箇所も。

幹線道路が渋滞で、裏道を探し迂回してきた車が立ち往生。

この日が回収日のゴミが散乱。

こんな日に出したらこうなることは予想されるのに‥。

こうしてブログを書いているうちに雨は小降りになってきた。

これから勢力は首都圏へ。

今日1日は鉄道や交通機関が麻痺し混乱することだろう。

ケガや事故がないことを祈りたい。

 

ところで今日は表現について感じたことがあるので思うままに書いてみたいと思います。

これは、いつもの店のシェフの表現方法。

多くを語らなくとも、この料理からたくさんのメッセージを感じ取れます。

今現在のベストパフォーマンス。

料理人の最大の表現方法は自分の料理だと思う。

過去のことは語りません。

ましてや、職場での苦労話やトラブルなどは自分の胸の中にそっとしまっておこう。

心から信頼のおける人にだけ、こんなことあったんだよね、とたまには。

キラキラ輝いている人からは愚痴や言訳、過去の自分の苦労話は出てきません、多分。

「大変だったねえ」

「頑張ったねえ」

「苦労したんだねえ」

と、周りの人に言われても、結局は最後は自分で結論付けて、料理を作るのも自分。

 みんな少なからず辛いことや悲しいこと、痛かったこと、残念なこと、色んなことを抱えて、そして胸にしまい込んで、乗り越えていくんだね。

結果、少しだけ強くなった自分を感じる。

そんな時、必ずと言っていいほど、支えてくれている人が傍にいることに気が付きます。

でもそれはイエスマンではないね(人や環境によっては必ずしもそうではありません。ましてや子供たちにとっては)。

自分にとっては苦言や聞きたくないこと、言われたくないことを言ってくれる人こそ自分にとって実は本当に大切な人だと、そう思う。

さらに、その人の意見に耳を傾ける姿勢。

無意味なプライドを捨てる勇気。

もうそこでその話し聞かなかったら、所詮そこまでかも?

 

いつものシェフの作品。

自分の母親もよくお弁当に入れてくれたとってもシンプルで見た目は素朴な料理。

人生の中で最高に旨い手羽元でした。

もちろん”おふくろ”の料理は世界で一番美味しい料理ですが。

”おふくろ”の料理ってなんであんなに美味しいのかな?

今でもたまに食べられることに感謝。いつまでも元気でいてほしい。

 先日の静岡市PTAの会議。

市内の小中学校のPTAの会長さんが一堂に会しました。

そして、立派な発言、いや自己主張。

「自分はこんなに頑張っています」

「自分はこんなに辛い思いをしています」

「過去にはこんな大変なことがありました」

僕はこう思いました。

「自己満足だけのPTAごっこから何が生まれるんだろう」

僕たちは誰を何を見るべきなのかな?

 

上の3種類の料理。

実はシェフが今食べたい料理を出してとお願いしました。

彼の料理人としての最高の表現方法は、やっぱり自分の作品ですね。

そのうえで、

「これはこうなんです」

「これは○○産で、こんな特徴が‥」

「僕の料理(作品)美味しいでしょ!!」

そんな話ならいつまでも聞いていたい、とそう思う。

過去の苦労話より、これからのキラキラしたワクワクするような話をしたいね、できれば。

だって、キラキラした話ができる人は、みんな多少なりとも先輩や周囲の環境から色んな苦労や叱咤を受けていて今があるから。

過去の話をするよりはこれからの話をするように心がけよう。

 

なぜこんなことを長々と書いたかと言うと、先日高校時代の同級生たちに会って、あらためて刺激を受けたから。その模様はまた気が向いたら書いてみます。