夢の時間
夢の時間は突然訪れました。
「今、清宮監督目の前にいるけどどうする?」
息子が通う中学校のサッカー部の合宿に顔を出し、この日は小学校でPTAの用事があり、教頭先生に呼ばれていたため、途中で退席。
車で小学校へ向かっているところに先ほどの妻からの電話でした。
どうするか考える前に、車をUターン 。
中学校へ戻ると、サッカー部のお母さんたちはまだいて、
「やっぱり来たんだあ~」
すると、そこには僕にとっての心の師匠、いや人生の師匠が、特別なオーラを放ちながら悠然と。
現ヤマハ発動機ジュビロ ラグビー部監督であり、元早稲田大学ラグビー部監督で黄金時代を築いたカリスマ、清宮克幸監督が僕の目の前にいました。
ちなみに、この日なぜ息子の中学校にお見えだったかというと、目的は息子のサッカー部ではなく、息子が通う中高一貫校のラグビー部への表敬訪問と、その中の1人の選手のコンディションを確認に来たとのことでした。
そして、傍らには、なんと息子のチームメイトのママさんが寄り添っているではないか!?
「どういうこと?」
なんと、新聞社で報道の仕事をしているk君ママが、今回のプロデュースに加わっていたというのだから驚きです。
そして、k君ママに仲介していただき、僕にとっての夢の時間が奇跡的に与えられました。
本来は視察が終わると、すぐに新幹線で帰京の予定の過密スケジュールの中、足を止めてくださいました。
学生のころから約20年、生き方や考え方を手本としていたこと。
誕生日が同じ7月17日であること。
そして何と言っても、株式会社 ALIVEの”ALIVE”は、清宮監督の言葉からいただいたものであることを伝えると、
「嬉しいねえ。ALIVEっていい言葉だよな」
から始まり、清宮監督から様々なお話をしていただけることに。
関係者の運転手の方が、時計を見ながらソワソワしていると事を感じつつも、2人だけの夢の時間を心から堪能しました。
そして最後に記念撮影をさせていただくと、
「私の名刺をあげるよ」
と、いただいたのが冒頭の名刺。
特にお願いをしたわけではないのですが、ご好意で『ALIVE』と書いていただいた際に、
「さらに会社が発展することを祈っています。」と、有り難い言葉もいただけました。
こうして、夢の時間が終わりました。
ところで、上の写真は、清宮監督のご子息。
高校に入学したばかりの高校1年生にして、この日各スポーツ紙の1面を飾りました。
すでに立ち振る舞い、存在感は、際立っています。
ご両親の教育と愛情以外の何物でもないことでしょう。
すごいね!
今回の奇跡的な出会いは、様々な要因が重なり合って実現しました。
まず、息子がこの中学校へ進学してくれたこと。そして、サッカー部に入ってくれたこと。
妻が、清宮監督のことを知っていたこと(妻は元ラグビー部のマネージャーでした)。
k君ママが今回のプロデュースに関わっていたこと。
そして、何と言っても、清宮監督が貴重な時間を割いてくださったこと。
つまり、人間は1人では絶対に生きていけないということですね。
清宮監督から教わったことは数えきれないほどありますが、
その中でも僕が最も大事にしていること、それは、
『逃げない』『立ち向かう』
4年後、日本で行われるラグビーワールドカップの際は、是非清宮ジャパンになっていることを切に祈っています。