”ジャパン”が教えてくれたもの ~ラグビーワールドカップ~
ついに来た!ラグビー人気!
2019年にラグビーワールドカップが日本で開催されることを、1か月前に知っていた国民は果たして何人いたことだろう?
それが今や、連日メディアの話題になっている。
もう今回の快挙に対して、僕がコメントする必要は全くないと思う。
僕も高校・大学とラグビーやってきましたが、こんな状況を目の当たりにするのはもちろん初めてのことで、むしろ、サッカーが主流の静岡では、肩身の狭い立場でしたから、本当に今回は嬉しいですね。
ちなみに、冒頭のマイクを持っている方は、娘が通う小学校の校長先生。僕がPTA会長を拝命していた昨年度、本当にお世話になった恩師です。僕が言うのはおこがましいのですが、教師の鏡のような方で、素晴らしい人格者。例えるなら太陽のような人。
校長先生から教えていただいたことは、『体を張る』ということ。
これはラグビーにも通じていて、まさに体を張ってタックル。
自分がこわくて逃げてタックルしなければ、他のチームメイトが代わりにタックルしなくてはいけなくなり、結果としてチームに迷惑をかけてしまいます。
校長先生は、先頭に立って、まさに体を張る素晴らしい校長先生です。そんな校長先生も今年でご定年。これからも、もっと子供たちのために輝き続けてほしい。
ところで、タイトルの”ジャパン”。
いまでこそ、サッカーなら”ハリルジャパン”とか”なでしこジャパン”と言うようになりましたが、”ジャパン”と言い始めたのは、僕の記憶ではラグビーが最初だったと思います。
他のスポーツと少し違うのは、ラグビーの場合は、監督の名前が入らず、単に”ジャパン”。
つまり、正確には”エディジャパン”にはならないのではないか!?
まあ、そんなことはどちらでもいいのですが、ただ、この”ジャパン”という言葉には、ラグビーに携わったものにとっては、”ジャパン”(ラグビー日本代表チーム)へのリスペクトする思いはものすごく大きいものがあるのです。
だから、今回の偉業に対しては、本当に感慨深いものがあります。
五郎丸選手が言っていましたが、「ラグビーにヒーローはいません」という言葉。
トライを獲った選手がすごいのではなく、たまたま最後にボールを持っていただけ。むしろ、そこまでボールをつないでくれたチームメイトへの思い、これがラグビーの精神だと思います。
今回のワールドカップで”ジャパン”が教えてくれたものは果たして何か?
とても一言では言い表せませんが、僕の頭に浮かんだ言葉を挙げてみると、
『規律』『ハードワーク』そして『信頼』です。
何があってもこの人を信じてついていこう。
そんな信頼感があれば、どんなにきついハードワークにも耐えられる。
このチームメイトとなら乗り越えられる。
そんな固い結束があれば、向いている方向がブレない規律の守られた優れた集団になれる。
そして、世界の誰もが優れたリーダーと認める、エディ・ジョーンズヘッドコーチも、やっぱり体を張ってチームを引っ張っていました。
朝4時半起床の”ジャパン”の練習。
選手よりも早く起きて、練習の準備をしているリーダーの姿がありました。
ラグビーの世界では、誰もが一目置く巨匠中の巨匠が、朝4時半起床の練習のために、選手より早く準備をしている。
そんな姿を見たら、選手の心には響きますよね。
『体を張る』
体現するのは決して簡単なことではありませんが、僕の好きな言葉です。
ところで、2枚目の芝生の写真は、イングランドのラグビー場にも負けない岡小の芝生の校庭。
そして、最後の写真は、どんなに高価なフレンチよりも、美味しく愛がつまった岡小の給食でした。