親父ごはん ~春の薫り~
年に何回か入るスイッチが久々に入った。
『親父ごはん』作ってみました。
というのも、これらの立派な『春の薫り』のおかげ。
息子のサッカー部の保護者の方から、
「大久保さん、天婦羅揚げますか?」と言われて、いただいたもの。
「それなら久々にやってみようかな?」
すぐに、娘の同級生がアルバイトをしている市場に行って、魚も仕入れてきました。
しかし、天ぷらと一口に言っても、素人にはとても難しい。
突き詰めたら奥は深い。
それでも、揚げたての天ぷらをそのまま家族に提供したので、素人なりにもそこそこ美味しくなるものですね。
ということで、1杯!
結局、3本の”第三の”ビールが作業中に消えましたが(爆)
しかし、この”第三のビール”は、個人的には旨いと思う。
いつも利用させてもらっている市場の大将に、
「これ美味いよ!絶対!!」
少々グロいですけど、その言葉は確かだった。
しかし、世の中には素晴らしい人はたくさんいますね。
先述した娘の同級生のH人は、現在16歳。
中学では散々みんなに迷惑をかけ、やりたい放題の3年間。
どれだけ多くの人たちにつらい思いをさせたことだろう。
今でも忘れない娘の一言があります。
周りの同級生たちは、大人が思っている以上に、大変な思いをしていたんですね。
でも、僕は彼の本当の性格を知っていたので、他人ではありましたが、顔を合わせれば声をかけ続けてきました。
偽りのつり上がった彼の眼を見るたびに、心が痛みました。
そして、単位制の高校に通い、空いた時間はこの市場でアルバイト。
つり上がっていた眼は、信じられないほど、とても穏やかな柔和な表情に変わっていた。
そして、
「大久保さん、これ食べてください。」
彼の独自の判断でくれたおまけの佃煮。
店頭で堂々と渡してくれたものなので、お店の人たちにも認められ、温かく見守られていることがすぐに分かった。
ちなみに、この鯛も大将にすすめられたもの。
美味しかった!
そして大将はこう言いました。
「H人はよく働いてくれているよ。みんなで見ているから大丈夫!」
H人は、本当に素晴らしい人たちに出会い、守られて、本当に良かった。
でも、それはH人本人が自ら引き寄せた結果なんだと思う。
ところで、このエビの頭ですが、作った記憶がございません(爆)
それでも、家族みんなで完食してくれて、良かった良かった♪
最後にUのお母さん、ありがとうございました。
やっぱり、料理はまず食材ですね。ほぼ食材のおかげで美味しくいただくことができました。
ちなみに、この『U』君ですが、公表できませんが、すごい名前なんです。
ヒントは、弟が産まれて喜んだお姉ちゃんが発した第一声だそうです。