ここが我が家のアナザースカイ ~菅平~
某テレビ局の番組になぞらえてみるとしたら、ここが我が家のアナザースカイ『菅平(すがだいら)』です。
1か月後に日本での開幕を控えたラグビーワールドカップ。
そのラグビー選手の夏の合宿と言ったら、ココ!
菅平の象徴『ダボス』山頂からの景色は最高ですが、合宿中の選手にはこの景色は目に入りませんね。
こんな感じの光景は当たり前の世界ですから。
私も高校・大学と7回ここで合宿を経験しましたが、この坂のトレーニングは鮮明に憶えています。
そんな菅平のラガーマンの共通ワードと言えば、ほとんどのプレーヤーがこの言葉を思い浮かべるでしょう。
「NEVER COME AGAIN」
~二度と来るもんか!~
それでも最近の夏合宿の雰囲気は、昔の私たちの時代のそれとは違って、科学的な練習をしているように思いました。
そんな菅平ですが、今回の訪問のきっかけは長男の一言でした。
「菅平に行きたい」
今年は大学受験のため、猛勉強をしていることだろうから?息抜きも必要かということで、急遽片道5時間の菅平へ行くことになったのです。
そんな感じの強行でしたので、大学生の長女は今回来れませんでした。
ただ、普段あまり強い要求等はしてこない長男ですが、今回はもしかしたらある思いがあったのかもしれません。
というのも、この時期に同じ高校のラグビー部が菅平で合宿をしていたのです。
もしかしたら、同級生の応援に来たかったのかもしれませんね。
実際、仲間の応援に行ってみると、肩をたたいて励ましている息子の姿がありました。もう今年で高校も卒業ですからね。なにか親としてもグッとくるものがありましたよ。
ところで、そんな我が家にとっては、菅平には本当に多くの想い出が詰まっています。
毎回、急に思い立って来ることが多かったのですが、子供たちが幼かったころの写真をあらためて見返すと感慨深いですね。
このダボスの丘も毎回登ったっけ。
今では身長が180㎝に到達した息子も、こんな小さかったんだなあ。
末っ子の次女も今では高校1年生になったことを考えると、時の速さを感じます。
こうしてブログを書いていても、涙腺が少々ヤバくなってきたね。
聖地巡礼ではありませんが、この公園も我が家にとっては懐かしい場所です。
当時はこんな風にして無邪気に遊んでいましたが、
今では恐る恐る?
それでも楽しそうに懐かしんでいる姿に心が和みました。
そして菅平と言えば、我が家ではこの場所が最も印象に残っている場所かもしれません。
初めて家族で菅平に来た時に、テントを張る場所を求めて、山奥に迷い迷い行きついた場所がここだったのです。
今ではもう無理ですが、この裏にはトイレもあり、豊富な水量の川があり、キャンプをするには最高の立地でした。
この写真が初めて来たときの映像で、左手のビニールハウスでトマトを栽培していたおじいちゃんが、ここにテントを張るように促してくれたんですよね。
そのおじいちゃんは、トマトが大好きな次女のために、翌朝何も言わずにテントの入り口にたくさんのトマトを置いていってくれたんですよ。今では、そのビニールハウスがなくなってしまいました‥。
さらに、お向かいのおばあちゃんは、きゅうりをくれたっけ。
この景色に身を委ねると、たくさんの家族の想い出が甦ってきます。
きつねが来たり、この道を牛が夜歩いていたときは本当に怖かったなあ。
それでも、本当に楽しい思い出しかありません。
ちなみに、毎回ここへ来るときは、あえてナビに頼らずに来るのですが、一発で来れたことはないんですよね(笑)
もちろん、今回も。
「あっちじゃないかな?」
「いや、こっちだった気がする」
そんなこんなで、今回もあきらめかけたその時に、
「ここだあぁぁぁ~~~」
今回は、息子の一言で訪れた菅平。
「二度と来るもんか」
いや、また来年も来れるといいな。