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何も咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばせ

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自粛の生活が続いていますが、まだその終息の兆しは見えないようです。

徐々に私たちのメンタルが疲弊してくることが心配です。子供たちはみんな我慢して、じっと耐えていますよね。

自粛生活が続いてはいますが、息子と父と、まず人とは接触しない山の中へ筍堀りにいってきました。

ところで、上の写真で、どこに筍があるか分かりますか?

真ん中にある緑色の芽がそうですが、言われなければ、なかなか分かりませんよね。

久々に体を動かした息子は、疲れた様子もありましたが、気分転換にはなったのではないでしょうか?

東京での新しい大学生活を楽しみにしていただけに、残念な気持ちも分かりますが、今はみんな同じですから我慢しなくてはいけません。

見えている部分はわずかですが、地中深く結構な大きさの筍が掘れました。

そして、ついにこの日最大の筍を父が見つけました。

これも、左の筍の頭の部分しか見えていなかったようですが、掘ってみたら、とんでもないモンスター級の筍でした。

夫婦筍って感じですね♪

しかし情けないことに、この時もう体力の限界を感じていた私は、

「俺が掘るよ」とも言えず、

ただただ、父の掘る雄姿を見ているだけだったのです(爆)

父親、御年80歳。さらに、この画から見ても分かるように、ここはかなりの急斜面なのが、お分かりいただけるでしょう。

3人で掘った成果がこちらです。

1時間位でしたから、十分ではないでしょうか?

米ぬかであく抜きをして、ご近所にもお配りしましたが、モンスター級の夫婦筍は、知り合いの料理屋さんで引き取っていただきました。

大きすぎて、一般家庭では取り扱い不可能でした(笑)

帰り際、父親が趣味でやっている畑で野菜を収穫して、家路につきます。

もう趣味の領域ではありませんが(笑)

いつまでも元気でたくましいじいじと、その収穫を手伝う息子の姿を見て、今はみんなが新型コロナで苦しんでいますが、少しだけほっこり温かい気持ちになったのでした。

家の中で我慢して、じっと耐えている全世界の子供たちが、早く家の中から出て、天真爛漫に笑い、学校に笑顔で行ける日が1日でも早くくることを願って止みません。

夕食は、父の畑で採れた野菜たちと、この日のメインの筍で食卓を囲みました。

すでに大学も始まっていて、東京にいるはずの長女と長男も、本来なら我が家にいることはなかったのですが、思いがけず5人での生活が長くなったのも、前向きに考えれば良かったのかもしれません。

自粛生活の中で、外出することも減りましたが、やっぱり家族っていいなと思わせてくれることも多いですよね。

まだ先が見えず、不安な日々は続きそうですが、今はみんなで乗り越えましょう。