リモートマッチ
『リモートマッチ』
今、この言葉の意味を理解している国民は、まだそれほど多くないと思われます。
『無観客試合』と言った方が、今日の時点では分かりやすいでしょう。
今日から無観客試合で開催されるプロ野球。
プロ野球では、リモートマッチというフレーズは使用しないようです。
主にJリーグなどが、無観客試合は懲罰のニュアンスが想像され、前向きでないことを理由に、リモートマッチと呼称するとのこと。
将来、このリモートマッチという言葉が、どこまで浸透しているのでしょうか?
そして、この聖地での夏の甲子園の開催も見送られ、夏のセンバツとも言うべき、春に甲子園出場を決めていた高校による交流試合が行われることになりました。
高校球児にとっては、残念な結果になってしまいましたが、この経験や思いが、きっと未来の力になっていくことでしょう。
とは言っても、このために幼い頃からここを目指してきた選手にとって、そんな簡単に割り切れる話ではないですよね。
ましてや、家族のサポートも計り知れませんから。
それでも、忘れてはいけないのは、辛い思いをしているのは、野球部だけではないということですよね。
他の運動部、文化部の学生も、みんな思いは同じですね。
6年前でしょうか?
母校の静岡高校が出場したので、父を連れて、子供たちと聖地に来た時のものです。
甲子園名物のブラスバンドの応援や、観客席の間隔なども、今後は変わってくるのかな?
なくなってからその存在の大きさに気づく事って世の中に多いものですが、プロ野球の選手たちはどう感じるのでしょうか?
おそらく、
「これからも応援よろしくお願いします」
という言葉にこめられた思いは、これまでのそれとは全く違う意味合いのものになるに違いありません。