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偉業

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2021年4月12日の偉業と言ったら、松山選手のマスターズ優勝を真っ先に挙げなければなりません。

私も朝3時半に起き、その雄姿を目に焼き付けようとしましたが、松山選手の独走もあって油断したのか、途中の記憶が曖昧です。

最後はハラハラしましたけど(笑)

それにしても、私たち日本人にとっても誇ることのできる素晴らしい出来事でした。

ところで、この週末の出来事の中で、私の中での偉業と言えば松山選手だけではありませんでした。

冒頭の写真のとおり、東京六大学野球・神宮球場で行われた、早稲田大学VS東京大学の1戦がそれです。

もちろん、早稲田大学の勝利は誰も疑う余地はありません。

東大野球部と言えば、1つの勝利だけで、スポーツ紙の記事になるくらいですから。

それがなんと、このような状況に!

あと1点で同点というところまで追い上げたのです。

ちなみに、早稲田の選手は、甲子園優勝投手であったり、甲子園優勝キャプテンであったり、いずれも甲子園で名を馳せた選手ばかりのエリート集団です。

反対に、東大は甲子園には少し距離がある高校の出身者ばかりです。

そんな東大野球部にあって、注目されているのが素振りをしている選手です。

彼は、私の母校・静岡高校の後輩にあたる梅林選手で、現在東大2年生。

彼の高校野球部の代では甲子園出場も果たしており、彼自身も甲子園のバッターボックスに立った、まさに文武両道を絵に描いたような選手です。

この日は先発メンバーではありませんでしたが、攻守交替の際には黙々とバットを振っている姿勢が印象的でした。

そして、ついに出番が回ってきました。

1点ビハインドの6-5・ツーアウト満塁の場面で代打に送られたのです。

球場全体も、緊迫した場面での噂の選手の登場にざわつきます。

早稲田もまさかこんな状況は想定していなかったでしょう。

結果は、ツースリーまで粘りましたが、惜しくも三振。

あそこで打っていればと思いましたが、彼の大学野球はまだこれからですね。

結局この日は、そのまま6-5で敗戦した東大でしたが、翌日はなんと0-0の引き分けでした。

野球エリート集団に対して、この結果は、私の中では紛れもない偉業でした。

華麗なプレーを披露する早稲田に対して、泥臭く、ひたむきにプレーしている東大の選手は、なぜか楽しく野球をしているように見えました。

『偉業』と言っても、世界的な記録であったり様々ですが、今年の夏はどんな偉業が生まれるのでしょうか?

前方のネット越しに見える新国立競技場!

まだまだ課題は山積していますが、国民としても不安な要素は少なくありません。

ただ、個人的には聖火の最終ランナーが池江璃花子選手だったらいいなぁと思ってしまいます。

無理をしないで、頑張らずに、頑張ってほしいですね。