デジタルデバイド ~ワクチン接種予約~
今月も吉田松陰先生に、平和な世の中のお願いに行ってきました。
ところで、実家の両親にもワクチン接種券が届き、同居している兄夫婦は仕事でいないとのことで、私が対応することになりました。
まずは、つながらないのは分かっていますが、コールセンターに何度か電話をしてみます。
当然のごとく、つながりません。
ということで、すぐにネットでの検索を開始。
すると、細かすぎてよく分からず、最初は戸惑いました。
この時点で、これはネットを活用できない高齢者には厳しすぎる環境だとすぐに察しがつきました。
そして、1ヶ所疑問があったので、コールセンターではなく、市役所の相談センターに電話すると、こちらはすぐにつながり、昨日から同じような質問が多数寄せられているとのこと。
そして、返ってきた回答は、
「私にも分かりません」
仕方ないこととはいえ、これでは私の両親のようなネットを駆使できない高齢者にとって、ワクチン接種予約は、果てしなく高いハードルです。
きっと、いつまでもつながらない電話に、深く落胆し、憤りや不安の中にいる方々は少なくありません。
報道によると、居ても立っても居られず、市役所に行けばなんとかなるだろうと訪問する人たちが多数来られたとのこと。
それでも、申し込みが殺到し、この日の予約は一時停止となってしまい、当面の間、ウェブ、コールセンター等も受付をストップする事態になってしまいました。
その再開は、約10日後になるようです。
その後、両親の予約は完了し、来週ワクチンを接種することができるようになりました。
しかし、なんとも複雑です。
ネットの環境がなく、詳細な情報が入ってこない高齢者は、本当につらい思いをされていることでしょう。
まさに、『デジタルデバイド』の象徴のような出来事ですが、静岡のような地方に暮らす高齢者にとっては、その傾向が特に強いと思います(行政の規模や人口によって違いはありますが)。
先日観戦した高校野球も、田舎のおじいちゃんたちにとっては、最高のアナログな娯楽です。
約1年ぶりの一般公開された試合でしたが、楽しそうにしているおじいちゃんたちの表情が印象的でした。
みんな我慢しているコロナ禍での日々の暮らし。
吹奏楽の学生は、スタンドで演奏できず、グラウンドでの披露となってしまいました。
声を出さなければ問題ないと思うんだけどなあ(涙)
この夏の高校野球の応援は、是非スタンドで演奏させてあげたいものですね。