特別な夏
2021年の夏と言えば、この話題に触れておかなくては!
後にも先にも、このようなオリンピックはないでしょう。
いや、ないことを祈る。
様々な葛藤や混沌とした世の中の狭間の中で、目の前の自分の競技に向き合っている選手たちに尊敬の念を抱きます。
今月も訪れた松陰神社の7月の教訓は、吉田松陰先生の言葉ではなく、その右にある言葉でした。
「礼儀ほど美しいものはない」(渋沢栄一)
もちろん勝って喜ぶのは当たり前のことだし、それだけの努力もしてきたはずなので、喜びを爆発させるのは、むしろ自然の行為ですよね。
そんな中、私の目を引いたのは、きょうだい同日金メダルを獲得した、阿部一二三選手の優勝したあとの振る舞いでした。
戦いが終わった畳の上には、敗者もいるということに対する、敬意を表した行いのように感じました。
礼に始まり礼に終わるとは言いますが、私たちもそのことを忘れかけているように思います。
そんなことを見透かしたような、渋沢栄一の言葉が胸に響きました。
先日は、この茅の輪くぐりをして、様々なことへの感謝と祈りを捧げました。
私も妻も、同じようなことを考えていたとは思うのですが、その中のひとつと言えば、お互いが贔屓にしている高校野球部の活躍だろう。
私の母校と妻が教鞭を執る学校が、なんと明日決勝で当たることになってしまった。
この時、まさかそんなことになるとは思いもしなかったはずです。
教え子の連日の活躍と母校の躍進に一喜一憂してきましたが、果たしてどうなることでしょう。
甲子園に行きたいのは、みんな同じ。
結果はどうあれ、特別な夏だったけど、両校とも最高の夏にしてほしいですね。
決戦を前に、妻ともしばし休戦。
我が家の全員が好きな、いつもの店のしじみご飯で英気を養いました。
オリンピックもこれから佳境に入りますが、暑さ対策をしながら、この夏を楽しみましょう♪