キーパーは無理かな?
まだまだ残暑、いえ猛暑の9月の日曜日。
日頃、長男がお世話になっている清水エスパルスサッカースクールで、ミニゲーム大会が行われるというので、少し覗いてきました。
1チーム6人の編成で前後半6分ずつのミニゲームです。キーパーは、それぞれ交代で前半か後半の6分を任されます。
長男のチームはメキシコ。
試合前の記念撮影も、格好だけはプロ並です。
向かって左上が長男。性格的には、絶対前段でメキシコのプラカードは持つようなことはありません。
まあ、控えめと言うことで…。
ただ、最近背が伸びないなあと思っていたけど、こう見るとそれなりに成長しているようです。チームメイトは、全員3年生。
そして、いよいよキックオフ!
開始2分くらいでしょうか!?
なんと、長男が先制ゴール!キーパーと1対1になり、冷静に?ゴール左下に得点!
その後も他のチームメイトもゴールを決め、第1戦は快勝でした。
よしっ!このままの勢いに乗っていけよ!
チーム内の意見交換もバッチリで、第2戦への対策に余念はありません。
なかなかみんな積極的でいいねえ。もちろん、わが息子は、輪の中心ではありませんでしたけど。控えめなので…。
僕は、小・中学では野球で、大学ではラグビーでキャプテンをやっていたので、少し違和感はありますが、長男は長男ですからね。ゆっくり成長してほしいです。
そして、むかえた第2戦!
目を覆いたくなるようなシーンの連続に、親父の血管は何本切れたことでしょう。
なんと、長男にキーパーの順番が回ってきたのですが、これが何と言ったらいいのか!?所謂筋がないし、勇気もない。控えめなんて、言ってる場合かああ~!
大敗して、肩を落として帰ってきた長男に向って、
親父「どうすんの!?」
息子「取り返してくる!」と、一言。
このあたりは、少し成長かな?
そして、むかえた第3戦では、右からのセンタリングのパスを左足でワントラップして、ゴール左隅にゴール!
の、はずが、隣の子がガッツポーズで大喜び。長男は特に変わった表情はなし。
「あれっ?ゴールはあの子か!?なんだ、せっかくいいゴールだと思ったのに」
そして、勝利して帰ってきた長男に、
親父「あの得点、お前のじゃなかったんだ」
息子「ううん、違うよ。僕のゴールだよ」
親父「なんだよ、じゃあもっと喜べば!?」
やっぱり最後まで控えめな長男なのでした。
そして、今回分かったこと。
きっとキーパーは無理だね。
その後用事があった僕は早々と会場を後にしたのですが、その帰りの車の中で、
「そういえば高校時代のラグビーの試合で、トライ(ゴール)して大喜びしたとき、監督にスゴク怒られたことがあったなあ」と昔のことを思い出したのです。
今は時代も変わりましたが、昔のラグビーはトライをしても相手がいる手前、大喜びをすることをタブー視されていたんですねえ。
でもそんなラグビーの精神は今では嫌いではありません。