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患者さんの気持ち

公開日:

都内の某病院。

救急救命の専門施設のある大変立派な病院です。

今後のプロジェクトの打ち合わせのために、ここに来るのももう4回目なんだなあ。

最先端の機器と技術が整備された素晴らしい施設であるのと同時に、周辺には緑が多い。

患者さんはきっとこの緑に癒されるだろうなあ。

僕もかつて数週間の入院をしましたが、たった数週間でも苦痛だったことを思い出します。

その時、施設内の散歩がどれほど幸せだったことか。

しかし、入院の影響で、たった2、3分の散歩が精一杯だったことには驚きました。

 

だからここに来ると、皮肉なことに自分が今健康でいられることをありがたく思う。

と同時に、切なくなる。

僕は仕事できているけど、大半は自分や身内の方が病と闘っているはず。

やっぱり、健康でいられることがどんなに幸せなことか痛感します。

 

そこで、今回の話は何かというと、先日の打ち合わせの際の1コマ。

 

救急救命士って病院にも常駐してるんですね。

よく目にするのは、救急車から病院まで搬送・処置をして、ドクターに引き渡して任務終了かと思っていたら、病院常駐の救急救命士がいるとのこと。

今まで知りませんでした。

恥ずかしい…(父親と実兄は2人とも消防関係者ですから)。

 

そこで、たまたまその病院勤務を希望している救急救命士が見学に来ているところに同席。

病院の施設の紹介等をしているところだった。

 

やっぱり企業も病院もヒトが大事なのは今更言うまでもありません。

ましてや、コミュニケーションが大事な環境であれば尚更のこと。

こうした救急救命の場であれば、命にも関わることかもしれません。

 

そこで、以前僕が尊敬している方から教えていただいた面接の話を先生にさせていただきました。

 

『ほったらかしの面接』

 

これはその名のとおり、面接に来た方に朝から職場にいてもらうだけ。

所謂面接的なことは一切しないそうです。

 

もちろん、人数や場所によっては不可能な設定もありますが、効果は覿面だそう。

 

ほったらかしにされてその人がどんな対応をするのか?

ほとんどの方が驚かれるようですが、反応は様々だそうです。

 

途中で帰られてもよし。スタッフに色々と質問する人、などなど。

 

ただ、今後一緒に働いていく中で、やっぱりコミュニケーションは大事ですよね。

 

そして…、

 

お昼までそこにいる人、さらには昼食も一緒にされるような方は、ほとんど入社されるようです。

そして、その面接で入社された方は、結婚等の理由以外では1人も辞めていないとのこと。

 

これってスゴイことです!

 

人事担当の方、一度試してみる価値はあるかもしれません。

 

そして、最後に先生が言った言葉。

 

「僕達病院関係者は、患者さんに対して、決して上から目線になってはいけない。僕はそれだけは心がけているし、僕自身もこの病院もできていると思っている。」

 

この先生の言葉には本当に熱いものを感じました。

そんな思いが共有できている病院ってスゴイし、自分や身内が患者の立場になったら、そんな病院にお世話になりたい。

患者さんの気持ちは患者さんにしか分からないから。

それに、精神的にも弱くなってしまっているから…。

 

その後、本題の打ち合わせも終わり、帰り際…、

いつも病院の玄関まで見送ってくれる先生の姿がありました。

こんなところが、先生の姿勢なんだろうなあ。

 

最後に、”ほったらかし”はあくまでも面接の話。僕が入院患者なら”ほったらかし”はやっぱり嫌ですよね。

 

次回は『エクシブ攻略術』で、紅葉のエクシブ山中湖とエクシブ箱根離宮をお伝えする予定です。

よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

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