希望の光
3月11日。
皆さんはどんな1日を過ごされましたか?
これからも、この日は特別な日になっていくはずですが、当時の映像を見たり、被災者の声を聞くと、とてもつらくなります。
と同時に、これから自分の住んでいる地域にも迫り来ると予想される地震に、とても他人事とは思えない怖さも感じます。
1年経った今も、先の見えない本当の復興への道。
東北の方々や被災された方々のことを思うと、もう1年なのか、まだ1年なのか。
そんな中、僕の住んでいる地域では、毎年3・11を津波避難訓練の日にするということで、その訓練が行われた。
しかし、どうも様子がおかしい。予定は聞かされていましたが、詳細は特に知りませんでした。
それでも、本当の訓練になればということで、敢えて詳細は聞かずに、対応しようと考えました。
午前10時に訓練の放送が入る。
しかし、ほとんどその内容は聞き取れませんでした。
僕はある程度意識していたので、放送があったことは認識できましたが、そうでなければ…。
そして、まず小学校に息子と行くと、地域の方々と警察・消防関係と思われる方々が合計10人ほど。
あれ?
防災の会長さんや教頭先生にあいさつ。
校庭へ行ってみると、そこには誰もいませんでした。
そして、各自治会で行っているのかなと思い、我が家の自治会館、自治会広場に行っても、そこには誰もいませんでした。
あれ?今回の訓練はどんな主旨なのかな?
そこで、もう一度小学校へ。
やっぱり光景は先ほどと変わらず。
今回の訓練は僕の思っていたものとは主旨は違うようでしたが、実際微妙な感じがしたのも事実。
僕の住んでいる静岡県には、津波は地震が起こってから約5分で到達すると言われています。
そんな時に冷静な判断ができるのかは、正直分かりませんが、1つ言えることは、普段やっていないことは有事の時にはできないということ。
こうした訓練や話し合いはこれからも続けられていきますが、子供たちにもしっかりと伝え、話し合っていくことが必要です。
東北の方々のことを思うと複雑ですが、東日本大震災での教訓をしっかりと活かさなければ!
未来の子供たちにとっても、明るい社会、そして安心して暮らせる日本にしないと!
自分達にできることはわずかですが、穏やかで平和な生活が続くことを願わずにはいられません。
これからの子供たちが希望が持てるような社会になってほしいものです。
我が家の庭では、杏の蕾が春の訪れを待っていました。
春はもうそこまで…。