ベイスイート&スパを満喫 東京ベイコート倶楽部:2010年レポート
『東京にリゾート』・『完全会員制』・『都会の隠れ家』
この東京ベイコート倶楽部を表現するには様々な言い回しがあり、既にお泊りになった方も多いことと思いますが、エクシブとはそのコンセプトを異にする新しいスタイルのホテルだと言えます。僕の第一印象も「エクシブとはまた違う種類の感動がある!」というものでした。
そこで今回、東京ベイコート倶楽部のレポートは第2回目になりますが(前回の記事『東京にリゾート?東京ベイコート倶楽部』)、前回ご案内できなかったものも含めて、エクシブとの比較を交えながらその魅力をお伝えしたいと思います。
①東京ベイコート倶楽部へのアクセスにも楽しみが!
基本的には新橋から『ゆりかもめ』に乗って、青海駅もしくは国際展示場正門駅で降りてホテルまで徒歩約5分で到着、というルートがほとんどですが、東京駅からりんかい線で新木場経由の国際展示場駅で降りて徒歩10分という方もいらっしゃるでしょう。
ずばりおすすめは、『ゆりかもめ』です。走行中の景色(夜景もおすすめ)がすごく綺麗なんです。僕はこれががとても好きなので毎回前者のルートを選んでいます。実際、東京ベイコート倶楽部は海沿いに立地しているわけですからこの時期とても寒いのですが、僕が訪れたこの日は、仕事を終えてから行ったため、時間的にも空気が澄んでいて、夜景が大変綺麗に見えました。新橋から最寄の国際展示場正門までは22分ほどですが、お手軽にロマンチックな夜景を観ることもできますよ。(でも、できれば早めにチェックインして、ゆったりとホテルライフを満喫したいところですね)
・東京駅『りんかい線』新木場経由 → 国際展示場駅下車(徒歩10分)
② ベイスイートでもゆったりのスペース
この日滞在する客室はベイスイートタイプです。ここ東京ベイコート倶楽部には、大きく分けて3タイプのお部屋がご用意されています。ベイスイート・ラグジュアリースイート・ロイヤルスイートの3タイプでベイスイートから順にお部屋が広くなり、ロイヤルスイートにいたっては124㎡もあります。
お泊りできる客室は会員権のランクにより制限はありますが、今回はその内ベイスイートに関してレポートします。
ベイスイートタイプは、さらに3タイプのお部屋に分かれており、50㎡のダブルベッドルーム、63㎡のツインベッドルーム、そして81㎡の和洋室。用途・人数に応じて選択できるんです。
今回はその内の和洋室に滞在したのですが、実際十分な広さがあります。ゲスト料金で36,000円とエクシブの同等のお部屋に比べると若干お高くなりますが、独立した和室もあるのでご家族連れならこのお部屋がよろしいでしょう。
お部屋からの夜景はそれは見事!リゾート地に展開されているエクシブシリーズの眺望もどれも個性的で素晴らしいものがありますが、やはり東京の夜景もまた違った良さがあり、東京ベイコートクラブの魅力を再確認するのでありました。
客室も落ち着いた色彩で調和が取れており、大変リラックスできる空間になっています。ポイントとしては、この和洋室に関しては客室のバスルームがビューバスになっていないので、お風呂に入りながら夜景を楽しみたい方は、ダブルかツインルームをご指定ください。
③ 夜景を観ながらの贅沢な食事
レストランは、様々なニーズにお応えできるよう本当にバラエティに富んでいます。日本料理(鉄板カウンターに寿司カウンターも併設)・中国料理・フレンチ・イタリアンと、まさに充実のラインナップです。今回は、中国料理・日本料理をレポートします。
まずは、中国料理『眺遊楼』さん。元々、エクシブ山中湖にてエクシブ最初の中国料理レストランを始められた津門(つと)料理長がここ東京ベイコート倶楽部における料理長をなさっています。
料理の味は僕が言うまでもないでしょう。同時に、素晴らしいのはその眺め。『眺遊楼』という名の通り24階のレストランからのその眺めは夜景がとても美しいものでした。特別な時間を過ごしている、そんな感覚が味わえるのもます。この辺りの感覚はエクシブにはない、東京ベイコート倶楽部ならではの魅力だと思いますね。
> また、日本料理『時宜』さんについても同様で料理の味と共に使われている器も一流!同席した方もその器の素晴らしさに感心されていました。もちろん、レストランからの夜景も眺めることができます。
さらに半個室も含め、そのほとんどのお席が個室スタイルで周りを気にすることなく食事をすることができます。この日は、生憎満席でしたが、鉄板カウンターからの夜景も素晴らしいとのこと。今回は残念ながらレポートできませんでしたが、こちらもオススメとのことです。
そして、今回の取材で印象に残ったレストランがフランス料理の『マルダムール』です。たまたまお客様もいらっしゃらなかったので、支配人のご厚意によりレストラン内を見せていただくことができました。特に目を引くのが、数え切れないほどのワインが収められたワインカーブに囲まれたお席。このテーブル席は必見です!
夜景も然ることながら、ちょうどワインに囲まれて個室を形成する空間になっているので、とにかくキレイ!きっとご覧になった方は驚きの声をあげるに違いありません。この空間はなかなかお目にかかることはできないと思いますので、是非ご自身の目でご覧になってください。特別な日や記念日などでご利用されればきっと喜ばれること間違いなしです!
レストランについては、各エクシブのレストランもどれも素晴らしいので、一概に比較はできませんが、やはり東京ベイコート倶楽部では24階のレストランから眺めるその景色の美しさは、料理の味と共に醍醐味の一つです。今までのエクシブの感覚とは違った新しい感覚が体験できると思います。
④ 東京ベイコート倶楽部 天空のバス
東京ベイコート倶楽部の魅力といえば、美しい夜景、洗練されたレストラン、ゆったりと重厚感のある客室にセンスのある調度品、もちろん建物自体のクオリティの高さは言うまでもありません。
そして、僕がもう一つ注目していたもの。それは、東京ベイコート倶楽部の25階~27階にかけてのスパとプールです。つまり、この建物の最上階に位置するのがこのスパとプールになるのです。
川のせせらぎや鳥のさえずりを聞きながら、新緑に囲まれての露天風呂も大変好きですが、東京を見下ろす25階のお風呂ってどんな感じだろうとすごく興味を抱いていました。そして、今回天空のバスを体験することになり、ようやくレポートできることになったのです。
朝起きると窓からは東京の景色が目に飛び込んでくる。
今まで東京出張といえば、サンメンバーズ東京新宿やサンメンバーズ東京新橋を利用することが多かったのですが、やはり客室からの景色はさすがといったところです。ただし、アクセスと料金から言えばサンメンバーズは本当に機能的で便利ですよね。
そして、いよいよ26階のスパゾーンへ!
ロッカーは広々としていて、通路も十分なスペースがあります。ドレッサールームの内容も申し分ありません。さらに、リラクゼーションルームに至っては、その景色の良さに言葉を失うほど。簡単なドリンク類も用意されており、余分なスペースにも東京ベイコート倶楽部の真髄を垣間見れます。
浴場は、シルキーバスにインドアバス、独立したシャワーブースが設置され、サウナも2ヵ所。スチームサウナとドライサウナ。そして、屋外に出ると東京を見渡すことが出来る寝湯が併設されたアウトドアバス。特に、シルキーバスは大変気に入りました。
25階のお風呂から東京の風景を見渡す状況は、少し不思議な感じはしましたが、これも東京ベイコート倶楽部ならではの魅力!なかなかこのような環境で東京の景色をみることってそれほどありませんよね。この時は、朝でしたが、夜はまた全然違う感じだったはず。今度は夜の東京をこのお風呂から観てみたいものです。ただし、風が強く冬の時期はかなり寒いです。あまり夜景を観ることに夢中になっていると冷えますからご注意ください!
お風呂から出た後はリラクゼーションルームでゆっくりしました。疲れも取れ、心身ともにリフレッシュ!やっぱり天空のバスは最高でした!
ただし、料金的に少々高いのでは?という声も聞きます。それについては、耳寄りなお話がありますので、お気軽にお問合せください。きっと「それなら是非行きたい!」と思われるはず。東京ベイコート倶楽部が身近に感じられることでしょう。 とにかく、一度お試しになってみてください。オススメです!!(今回は最上階のプールには行けず残念でしたが、次回のお楽しみですね)
⑤ 朝食は『OZIO』そしてメンバーズバー『MONARCH BAR』潜入!
この日の朝食は『OZIO』です。オープンキッチンのビュッフェコーナーには、様々な食材と料理が並び朝からガッツリ!なるべく腹八分目を心がけるものの、僕の手は理性が働かず、次から次においしそうな料理目がけて伸びていきます。 基本的には洋食中心のメニューになっているため、和食を召し上がりたい方は日本料理『時宜』にてお腹を満たしてください。
またこの日はまだ午前中でしたが、特別に『MONARCH BAR』を見せていただきました。ここは、ロビーフロワーに位置するメンバーだけが入ることが許される特別な空間です(もちろん、メンバー同伴の方はOKです)。
この日はまだ明け方でしたので、その雰囲気をお伝えできませんが、まさに『隠れ家』という言葉がピッタリの大人の社交場です。前回、東京ベイコート倶楽部を訪れた際ここでお酒を飲みましたが、何ともいえない空気が漂っていました。
さらに、奥のスペースに設けられているのが『CIGAR BAR』。まさに大人の空間といった感じで、僕が足を踏み入れるには、全然修行が足りません。いつか、そんな雰囲気が似合う男になりたいなと思った次第です。
しかし、お酒を飲むのはここだけではありません。24階にあるバーラウンジ『MADISON』。ここは、『MONARCH BAR』と違ってきれいな夜景を観ながらお酒が飲めますので、むしろこちらのほうが良いと思われる方も多いかもしれません。もちろん、お酒を飲まれない方も十分に楽しんでいただくことができますので、ロマンチックな雰囲気を味わってみてはいかがですか?
⑥ フランス料理レストラン『mal d’amour(マルダムール)』
前回も少しだけ触れましたが、レストランで特に印象深かったのが、フランス料理レストランマルダムールです。
まだ食事はしたことはありませんが、支配人の計らいによりレストラン内を見せていただくことができました。そこで、驚かされるのがドーンと目に入ってくるワインカーブです。高級ワインが何本貯蔵されているのでしょうか?貯蔵されているワインだけでも相当な金額のはず。
さらに、驚かされるのはそのワインカーブで仕切られ、半個室のようになっているテーブル。
この空間は、ただでさえ煌びやかなワインに囲まれてここが特別な場所であることを認識できる上、何といってもそこから見える夜景がこれまた素晴らしい。
最近は世界的にも暗い話題が多い中、たまにはこんな夢のような時間を過ごしてみるのもいいかもしれません。
特別な人と何かの記念日やお祝いに、ご夫婦で結婚記念日で食事をするのもいい。東京ベイコート倶楽部自体が特別な場所ではありますが、ここマルダムールで優雅な食事をされればその雰囲気はさらに高められることでしょう。
食事だけでなく、レストランの雰囲気、夜景、マルダムールでしか体験できない空間がそこにはあります。『mal d’amour(マルダムール)』オススメです!
⑦ 東京ベイコート倶楽部をあとにして
魅力満載の東京ベイコート倶楽部のレポート、いかがでしたか?
どこを見ても魅力と驚きに満ち溢れたホテルなので、まだまだお伝えしきれない要素がたくさんあります。
エクシブとはコンセプトが異なるホテルなので、やっぱりエクシブのほうが好むという方もおそらくいらっしゃると思います。実際、エクシブは良いですものね。東京ベイコート倶楽部にはないもの、エクシブにはないもの、それぞれ長所がありますから。
ご利用に関してはメンバーの方それぞれのニーズがありますので、もし今後の参考の1つになれば幸いです。
また情報としては、ここ東京ベイコート倶楽部では月1回ほどのペースで、一流アーティストを招いてのディナーショーが開催されます。お気に入りのアーティストを目の前で見られるなんてこともあるかもしれません。さらに、お値打ちなプランもございますので、詳細は私にお尋ねください。きっと皆様に喜んでいただける内容になっていると思います。
これからも東京ベイコート倶楽部に限らず、エクシブも話題満載ですので、お役に立てる情報を皆様にお伝えしていきます。ご参考になさってくださいませ。
◇◆◇
最後に、東京ベイコート倶楽部の『ロイヤルスイート』をスタッフの方に案内していただいたのでご覧ください。ロイヤルスイートの中にもいくつか種類がありますが、今回は103㎡のダブルベッドルーム。ちなみにロイヤルスイートは124㎡の和洋室までご利用になれます。
感想は、まず絨毯が全く違うこと。そして、東京の夜景が一望の『ビューバス』。
何もかもがため息の連続でした。(次回のエクシブ攻略術もどうぞお楽しみに!)